会社を定年退職し、毎日が自由時間となった人たちの中には、自分の最期を考えて準備をしたいと考える人が増えてきています。そのため、自分自身が気にいった自分の写真で遺影を作ったり、ここで行ってほしいと考えている葬儀社にあらかじめお葬式の費用を積み立てたりしています。
これが終活と呼ばれるお葬式の準備ですが、確かに自分で行えたならそれに越したことはありません。とはいえ、長生きをして兄弟姉妹や友人が先に逝ってしまっていたら、最後になった自分のお葬式に参列してくれる人はほぼいないでしょう。
そうなると、関係性が薄い姪や甥、いとこなどに頼んでお葬式をしてもらうことになります。こうなったら火葬式と呼ばれるお通夜も告別式もなしが、自分としても気が楽ですし、周りにも最低限の尽力を願うだけで済みます。
兵庫県での終活は、状況を見ながら随時切り替えていく必要もありそうです。
● 参考サイトのご案内
兵庫県の葬儀場・斎場・火葬場|葬儀・葬式・家族葬【公益社】
https://www.koekisha.co.jp/information/w_hyogo/
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最近はやりの家族葬ですが、場合によっては弔い方について集まった親族から反対の声が出ることがあります。故人の住んでいた場所近くの会館を使って行うのであれば、生前、故人が親しく付き合っていた人たちがお参りしたいと考えるでしょう。
兵庫県内に住んでいた故人には、兵庫県の同じエリアで暮らしているご近所さんとの付き合いがあったはずです。その人たちをシャットアウトしようとするかのような家族葬は受け入れられないという考え方は、とりわけ高齢者に多くみられます。
忙しい若い世代としては、できるだけ簡素に葬儀を終えてしまいたいという気持ちになるでしょうが、親族同士で家族葬だ、一般葬だと言い争うことだけは避けたいところです。そのため、事前に家族で話し合い、自分の時はこうしてほしいという希望を伝えておくと、その場で醜態をさらさずに済みます。